上のQRコードを携帯電話で
読み取りアクセスして下さい。
せっかく治した虫歯や歯周病、また悪くさせたくはないものです。なぜ治療しなくてはいけなくなったかを考えていただくと、その根本原因(歯垢や歯石がついてしまう状況)をそのままにしていては再発する可能性があります。そこで必要なのが歯科医院で行う「メインテナンス」です。
メインテナンスの目的は、常に口腔内を良好な状態に保つことにあります。すなわち虫歯や歯周病の治療がひと段落でしたところで、再びそれらが悪化したりするのを患者さん御自身と一緒にできるだけ防いでいきます。
予防の基本は毎日、毎食後の歯磨きです。しかし、それだけでは、虫歯や歯周病の主な原因であるプラーク(歯垢)を完全に取り除くことはなかなか難しいです。特に歯周ポケットの深いところや歯並びの悪い所にあるプラークは十分に除去できません。そこで、歯科衛生士による専門的なクリーニングが必要となります。(PMTC)
当院では、治療終了後3ヵ月に1回のメインテナンスを基本としています。その間隔は患者さんの歯周病の進行程度やセルフケア(歯磨きなど)の状態によって異なりますが、リスクの高い人は月一回程度来院いただいています。
![]() |
歯周ポケットの深さを測ります(1〜2mmが正常)。 |
![]() |
歯垢の染め出し液でプラークの付着部位を確認します。 |
![]() |
機械(超音波スケーラー)や手用器具で歯石取りをします。 |
歯ブラシ何といっても基本は歯ブラシによるプラークの除去です。バイオフィルムは約18時間で完成されるといわれていますので、少なくとも1日1回(できれば就寝前)は時間をかけて丁寧な歯磨きを心がけましょう。 生活習慣虫歯や歯周病は生活習慣病といえます。毎日のケアが大切です。規則正しい生活、生活リズムの乱れは免疫力の低下を招きます。睡眠不足も歯周病を悪化させます。 喫煙タバコは歯肉の血行を悪くするので、お口の天敵です。 |
![]() |
病気にならない予防と治療したあと再発させないための予防があります。もし治療が必要になっても、早めに対処できれば大事にならずに済みます。
せっかく治療しても、手入れが悪いと再発してしまいます。きちんとメインテナンスをすれば、治療したところも長持ちさせることができます。
歯を失うのは、ほとんどが歯周病と虫歯です。これらを予防することで歯の寿命は延びます。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略称で、専門家(歯科医師または歯科衛生士)による専門の器械を使った歯の清掃のことをいいます。
赤く染め出されているところにプラークが付いています。
![]() |
![]() |
毎日自分で行う歯磨きで落とせない汚れ(歯と歯の間や歯と歯肉の境目など)を歯科医院にある専門機器を用いてきれいにクリーニングすることです。いわゆる虫歯菌や歯周病菌といわれているものを減らすことで、悪くなるリスクを低減します。 |
歯の表面も着色汚れが取れて、ツルツルピカピカになります。歯石取りとは違い、基本的に歯の表面を対象にしているので、あくまで心地の良い範囲の刺激で行われます。
年齢やお口の中の状況にもよりますが、基本的にヘッド(ブラシの毛が植えてある部分)が小さめで、手で持つところがある程度の長さのあるものを選んでください。また、毛は極端に柔らかいものや硬いものは避けてください。
1ヵ月に1回のペースで交換しましょう。毛先が広がってくるとコシがなくなって、清掃効果もなくなってきてしまいます。
![]() こうなったら新しいのに変えてください。 |
![]() 裏から見て毛がはみ出していたら交換時期です。 |
![]() |
年齢やお口の中の状況にもよりますが、基本的にヘッド(ブラシの毛が植えてある部分)が小さめで、手で持つところがある程度の長さのあるものを選んでください。 また、毛は極端に柔らかいものや硬いものは避けてください。 |
![]() ![]() |
先端集中毛と段差植毛が効率的にプラークを除去します。カーブした柄の携帯がお口の奥まで楽に届きます。 |
![]() ![]() |
大人の女性のために、ルシェロの機能はそのままにコンパクトになっています。 |
![]() ![]() |
初期から中等度の歯周病のための歯ブラシ。ワンタフトのような先端集中毛が適度の歯肉にあたりプラーク除去とマッサージ効果があります。 |
![]() ![]() |
重度の歯周病のために作られているので、炎症の強い歯肉にも優しく使えます。 |
![]() |
尖ったブラシの先端で歯の間や歯並びの悪いところのプラークを取ります。 |
![]() |
歯肉が下がって歯の間にすき間が開いたところに使います。 |
![]() |
いわゆる糸ようじといわれているもの。 |
![]() |
手用歯ブラシより、電動歯ブラシの方が効果的と思われがちですが、正しい使い方をすればどちらも同じくらいの清掃効果が得られます。電動だから良いというわけではありません。 |
※当院では、その人特有のお口の状態(歯並びや歯肉)に合わせて最適な歯ブラシをお選びいたします。
ぜひご相談ください。
歯ブラシのけの部分三分の一程度つけて磨いてください。多くつけすぎると口の中が泡だらけになり「磨けたような気分」になり、細かな部分に磨き残しができてしまいます。
汚れを落とす効果の高い研磨剤入りのものは使いすぎると汚れを落とすと同時に歯を傷つけてしまうことがあり、知覚過敏などの原因になることがあります。
歯磨き粉を使っているからといって、虫歯にならないということではありません。しっかり歯ブラシの毛先を歯と歯、歯と歯肉の間に当てて磨くことが一番大切です。
あくまでも歯磨き粉は歯磨きの効果を高める補助的なものと理解してください。
![]() |
フッ素950ppm配合。ソフトペースト状なのでお口全体にいきわたりやすい。低研磨性で歯にも優しい。 |
![]() |
バイオフィルムに浸透、殺菌する成分を配合した歯磨き剤。 |
![]() |
歯磨剤ではありませんが、フッ素の効果を高めて歯の質を強くします。 |