週刊 ピアシティ坂井歯科BLOG
Clinic Infoピアシティ坂井歯科

埼玉県越谷市七左町2-144
ピアシティ越谷2F
TEL 048-985-4600

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トゥースフェアリー

予防・メインテナンス

メインテナンス

せっかく治した虫歯や歯周病、また悪くさせたくはないものです。なぜ治療しなくてはいけなくなったかを考えていただくと、その根本原因(歯垢や歯石がついてしまう状況)をそのままにしていては再発する可能性があります。そこで必要なのが歯科医院で行う「メインテナンス」です。

メインテナンスの目的は、常に口腔内を良好な状態に保つことにあります。すなわち虫歯や歯周病の治療がひと段落でしたところで、再びそれらが悪化したりするのを患者さん御自身と一緒にできるだけ防いでいきます。

予防の基本は毎日、毎食後の歯磨きです。しかし、それだけでは、虫歯や歯周病の主な原因であるプラーク(歯垢)を完全に取り除くことはなかなか難しいです。特に歯周ポケットの深いところや歯並びの悪い所にあるプラークは十分に除去できません。そこで、歯科衛生士による専門的なクリーニングが必要となります。(PMTC)

当院では、治療終了後3ヵ月に1回のメインテナンスを基本としています。その間隔は患者さんの歯周病の進行程度やセルフケア(歯磨きなど)の状態によって異なりますが、リスクの高い人は月一回程度来院いただいています。

メインテナンスの手順

1)口腔内の検査
口腔内の検査

歯周ポケットの深さを測ります(1〜2mmが正常)。
その際の出血の有無が炎症の目安になります。

2)検査結果に基づいたケアのアドバイス(ブラッシング指導)
検査結果に基づいたケアのアドバイス(ブラッシング指導)

歯垢の染め出し液でプラークの付着部位を確認します。
実際に歯ブラシを使って磨き方のご指導をします。

3)クリーニング(歯石取りやPMTC)・フッ素塗布
クリーニング(歯石取りやPMTC)・フッ素塗布

機械(超音波スケーラー)や手用器具で歯石取りをします。
歯石の付き具合により2〜10回程度かかります。

4)ホームケア
歯ブラシ

何といっても基本は歯ブラシによるプラークの除去です。バイオフィルムは約18時間で完成されるといわれていますので、少なくとも1日1回(できれば就寝前)は時間をかけて丁寧な歯磨きを心がけましょう。

生活習慣

虫歯や歯周病は生活習慣病といえます。毎日のケアが大切です。規則正しい生活、生活リズムの乱れは免疫力の低下を招きます。睡眠不足も歯周病を悪化させます。

喫煙

タバコは歯肉の血行を悪くするので、お口の天敵です。
禁煙できない方は普通以上にケアが必要です。

ホームケア

メインテナンスでできること

1)予防と早期発見

病気にならない予防と治療したあと再発させないための予防があります。もし治療が必要になっても、早めに対処できれば大事にならずに済みます。

2)治療した歯が長持ち

せっかく治療しても、手入れが悪いと再発してしまいます。きちんとメインテナンスをすれば、治療したところも長持ちさせることができます。

3)歯の寿命が延びる

歯を失うのは、ほとんどが歯周病と虫歯です。これらを予防することで歯の寿命は延びます。

PMTC

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略称で、専門家(歯科医師または歯科衛生士)による専門の器械を使った歯の清掃のことをいいます。

PMTCの実際

赤く染め出されているところにプラークが付いています。

PMTCの実際 PMTCの実際

毎日自分で行う歯磨きで落とせない汚れ(歯と歯の間や歯と歯肉の境目など)を歯科医院にある専門機器を用いてきれいにクリーニングすることです。いわゆる虫歯菌や歯周病菌といわれているものを減らすことで、悪くなるリスクを低減します。

PMTCの実際

歯の表面も着色汚れが取れて、ツルツルピカピカになります。歯石取りとは違い、基本的に歯の表面を対象にしているので、あくまで心地の良い範囲の刺激で行われます。

歯ブラシの選び方

年齢やお口の中の状況にもよりますが、基本的にヘッド(ブラシの毛が植えてある部分)が小さめで、手で持つところがある程度の長さのあるものを選んでください。また、毛は極端に柔らかいものや硬いものは避けてください。

交換時期

1ヵ月に1回のペースで交換しましょう。毛先が広がってくるとコシがなくなって、清掃効果もなくなってきてしまいます。

交換時期

こうなったら新しいのに変えてください。

交換時期

裏から見て毛がはみ出していたら交換時期です。

歯科衛生士がお勧めする歯ブラシ

スタンダードタイプ

【プロスペック コンパクトスリム】
プロスペック コンパクトスリム

年齢やお口の中の状況にもよりますが、基本的にヘッド(ブラシの毛が植えてある部分)が小さめで、手で持つところがある程度の長さのあるものを選んでください。

また、毛は極端に柔らかいものや硬いものは避けてください。

【ルシェロ B−10M】
ルシェロ B−10Mルシェロ B−10M

先端集中毛と段差植毛が効率的にプラークを除去します。カーブした柄の携帯がお口の奥まで楽に届きます。
当院のスタッフは全員がプライベートでもこれを使っています。

【ピセラ P−20M】
ピセラ P−20Mピセラ P−20M

大人の女性のために、ルシェロの機能はそのままにコンパクトになっています。

歯周病用

【ルシェロ P−10M】
ルシェロ P−10Mルシェロ P−10M

初期から中等度の歯周病のための歯ブラシ。ワンタフトのような先端集中毛が適度の歯肉にあたりプラーク除去とマッサージ効果があります。

【ルシェロ OP−10】
ルシェロ OP−10ルシェロ OP−10

重度の歯周病のために作られているので、炎症の強い歯肉にも優しく使えます。

歯ブラシと一緒に使うと良いもの

【ワンタフトブラシ】
ワンタフトブラシ

尖ったブラシの先端で歯の間や歯並びの悪いところのプラークを取ります。

【歯間ブラシ】
歯間ブラシ

歯肉が下がって歯の間にすき間が開いたところに使います。
すき間の大きさに合ったサイズにものを使う必要があります。

【デンタルフロス】
デンタルフロス

いわゆる糸ようじといわれているもの。
ピッタリくっついた歯の間をきれいにします。

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

手用歯ブラシより、電動歯ブラシの方が効果的と思われがちですが、正しい使い方をすればどちらも同じくらいの清掃効果が得られます。電動だから良いというわけではありません。
むしろ、使い方を間違えると逆効果になります。ご利用の際は歯科衛生士の指導に従ってください。

※当院では、その人特有のお口の状態(歯並びや歯肉)に合わせて最適な歯ブラシをお選びいたします。
ぜひご相談ください。

歯磨き剤の使用上の注意

歯ブラシのけの部分三分の一程度つけて磨いてください。多くつけすぎると口の中が泡だらけになり「磨けたような気分」になり、細かな部分に磨き残しができてしまいます。

汚れを落とす効果の高い研磨剤入りのものは使いすぎると汚れを落とすと同時に歯を傷つけてしまうことがあり、知覚過敏などの原因になることがあります。

歯磨き粉を使っているからといって、虫歯にならないということではありません。しっかり歯ブラシの毛先を歯と歯、歯と歯肉の間に当てて磨くことが一番大切です。

あくまでも歯磨き粉は歯磨きの効果を高める補助的なものと理解してください。

歯科衛生士がお勧めする歯磨き剤

虫歯予防に

【DENT. Check-Up standard】
DENT. Check-Up standard

フッ素950ppm配合。ソフトペースト状なのでお口全体にいきわたりやすい。低研磨性で歯にも優しい。

歯周炎予防に

【DENT. Systema Dentalpaste α】
DENT. Systema Dentalpaste α

バイオフィルムに浸透、殺菌する成分を配合した歯磨き剤。
炎症や出血を押さえる効果もあり、歯周病予防に適している。

その他

【MI paste】
DENT. Systema Dentalpaste α

歯磨剤ではありませんが、フッ素の効果を高めて歯の質を強くします。
(牛乳にアレルギーのある方は使えません)